最近、宅飲みする機会が多いです。家でゆっくりとくつろいで、お酒に合った料理を気兼ねなく堪能するのは、贅沢な過ごし方です。
そこでワインの登場ですが、ワインの味も実はグラスの形状に大きく左右されるのをご存じですか。本来のワインに含まれる芳醇な香りや渋みなど、充分に楽しみたいのでグラスにもこだわりたいですね。
そして、今までに赤ワインの渋みが苦手だったり、白ワインを酸っぱく感じたことはありませんか?その原因は間違ったグラス選びにあったのかもしれません。
まったく同じワインでも、グラスの形によって、渋みを強く感じたり、逆に柔らかく感じたりするのです。
まず揃えたい5つのタイプのワイングラス
- #1 渋味のしっかりした赤ワインには「カベルネタイプ」
- #2 豊かな酸味の赤ワインには「ピノ・ノワールタイプ」
- #3 さっぱり辛口の白ワインには「リースリングタイプ」
- #4 こってりまろやかな白ワインには「シャルドネタイプ」
- #5 シャンパニューには泡だけでなく香りも楽しめるグラスがおすすめ
#1 カベルネタイプ
フルボディで、渋みの強い赤ワインに最適です。ゆるやかなすぼまりの大きなボウルによって、複雑で芳醇な香りを解きほぐします。
また、ワインが舌上で横に広がるため、厚みのあるボディを感じつつ強い渋みをやわらげます。
代表的なブドウ品種
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- メルロ
- ボルドー(赤)
#2 ピノ・ノワールタイプ
酸味が強く渋みは中程度、複雑な香りの赤ワインに最適です。大きなボウルが香りを十分に開かせます。
ワインが舌先に導かれることで、強い酸味と果実味とのバランスを整えます。
代表的なブドウ品種
- ピノ・ノワール
- ネッビオーロ
- ブルゴーニュ(赤)
#3 リースリングタイプ
縦長でしっかりとしたすぼまりをもつスタンダードなボウル形状のため、幅広い用途でご利用いただけます。
ワインは舌先に導かれ舌の中央を直線的に流れ、果実味と酸味のバランスを整えます。世界的な試飲会でも使用されるグラスです。
代表的なブドウ品種
- リースリング
- ソーヴィニヨン・ブラン
- シャルドネ(シャブリなどの辛口)
#4 シャルドネタイプ
こってりと凝縮した果実味と柔らかい酸味をもつ白ワインに最適です。
ワインが舌上でワイドに広がるので、柔らかな酸味と豊かな果実味とのバランスを整えます。
代表的なブドウ品種
- オークド・シャルドネ(樽熟成)
#5 泡だけでなく香りも楽しめるグラス
フルートグラスでは楽しみきれない複雑で豊かなアロマ、きめ細かい泡、気品ある酸味やミネラル感と果実味が、優美に織りなす本来の魅力を楽しめる最新世代のシャンパーニュグラスです。
代表的な発泡性ワイン
- シャンパーニュ
- スパークリングワイン
- カヴァ
- スプマンテ
- ゼクト
まとめ
好みの問題、趣味嗜好の違いなどでこれが正解ということはありませんが、グラスの形状は多様であることは理解していただけたと思います。皆様の各々のワインの味わいを本来の姿で再現してくれるワイングラスを探していただけると嬉しいです。